ジャーナリスト柳原三佳さんによる続報記事です。是非お読みください。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54288
「揺さぶられっこ症候群」を問う③求刑・懲役6年…母親が無罪を訴え続ける「虐待事件」裁判の行方
ジャーナリスト柳原三佳さんによる続報記事です。是非お読みください。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54288
「揺さぶられっこ症候群」を問う③求刑・懲役6年…母親が無罪を訴え続ける「虐待事件」裁判の行方
関西テレビの夕方のニュース番組「報道ランナー」で揺さぶられっ子症候群の問題が取り上げられました。下記をご覧下さい。
2018年1月31日放映:関西テレビ・報道ランナー「親の虐待か、不慮の事故か? 検証・揺さぶられっ子症候群」。
「乳児の場合には,100万人当たり0.48人というのが低所転落からの死亡率と報告されています。」
これは、あるSBSをめぐる刑事裁判で、検察側証人に立った医師の証言です。その事件では、弁護側は赤ちゃんが7~80センチメートルの高さから落下したと主張していました。これに対し、この証言は、弁護側主張を否定し、“低位落下では死亡事故は滅多に起きない、だからこの事件の被告人も揺さぶりの犯人である”、とする根拠として持ち出されたものです。この医師の証言は、弁護側の主張を覆す意味を持つでしょうか。結論から言えば、そのような意味は持ちません。 Continue reading →
下記の記事が出ました。
「乳幼児揺さぶられ症候群」で死亡、親の虐待なのか、冤罪なのか 弁護士らが検証
https://www.bengo4.com/internet/n_7309/
『乳幼児の転倒などで頭骨内に重大な傷を負うことはまれで、 重い外傷があれば大人による暴行を考えるべきだと検事に説明したい』
少し古い記事になりますが、これは2017年9月、新聞記事に載ったある小児科医のコメントです。新聞記事によれば、最高検と法務省は2017年9月25日から5日間にわたり、医師や児童心理の専門家を招き、全国から集めた検事を対象とする児童虐待についての研修会を開催したとのことです。冒頭のコメントは、その研修の講師として招かれた小児科医によるものです。SBSを念頭においての発言であることは間違いないでしょう。全国の検事に対する研修ですから、この講師の意見は日本の刑事裁判に大きな影響を与えることも間違いありません。では、このコメントは正しいのでしょうか?もちろん、字数の制約が大きいマスコミでのコメント記事ですから、その真意が正確に伝わっているかは不明です。しかし、あくまで記事となったコメント部分を前提とする限り、その論理は明らかに間違っています。 Continue reading →
12月7日木曜日に千葉で開催したSBS検証プロジェクトの勉強会に関する記事がYahoo!ニュースに公開されました。
この問題について取材をされている、ジャーナリストの柳原三佳さんによる執筆記事です。
是非お読み下さい。
柳原三佳さん「虐待ではなく、事故の可能性も…『揺さぶられっ子症候群』を考える」の記事はこちらです。
昨日、千葉で開催された勉強会(「揺さぶられっ子症候群」問題を見極める)に参加しました。
「アウェーではありますが」とご自身が前置きする小児科医の先生も参加され、冤罪がひそむ危険性とSBS検証プロジェクトの意義について一定の理解を示すコメントをされるなど非常に建設的な議論ができたのではないかと思います。
東京都立多摩総合医療センター名誉医院長・青木信彦先生のご講演も大変興味深いものでした。中村Ⅰ型という類型があり、転倒・転落による軽微な頭部外傷によっても急性硬膜下血腫が生じうるということが明確に述べられていました。
このような会を契機に様々な立場の医師が相互に議論を深める機会が増えれば、三徴候のみを重視して養育者が犯罪の嫌疑をかけられてしまう現状も変わっていくのではないかと思いました。
SBS勉強会に参加しました。
どのような考えが前提になっているのか。どこに問題があるのか。
立場に違いがある者同士の議論の中にこそ、多くの発見があるのだと思います。
自らの役割に真剣である方々の主張は、みなさんそれぞれ、熱を帯び強さを増すからです。もっとも、思わぬ見落としがあることも、議論の中から気づき得たりします。
このような場が、これから、多く、広く設けられることを希望します。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
「三主徴(硬膜下血腫・網膜出血・脳浮腫)が揃っていて、3m 以上の高位
落下事故や交通事故の証拠がなければ、自白がなくて(ママ、「も」が脱落?)SBS/AHT である可能性が極めて高い」
これは、日本で虐待を防止しようと医師向けの啓蒙活動を行っているグループが公表している「SBS/AHT の医学的診断アルゴリズム」の冒頭に掲げられている表現です。つまり、養育者が「3メートル以下から落下したことがある」と説明しても、「虐待」である「可能性がきわめて高い」とされてしまうのです。
え?と思いませんか。3メートルと言えば、バスケットボールリンクの高さ(10フィート=約305センチ)とほぼ同じです。そんなところから赤ちゃんが落ちれば、三徴候以前に、命が助かる方が好運でしょう。 Continue reading →
下記のブログで、脳神経外科の藤原一枝医師が、揺さぶられっ子症候群の問題についてコメントしておられます。SBS検証プロジェクトについても触れておられます。是非お読みください。http://www.iwasakishoten.site/entry/kodomo/kega