Monthly Archives: 11月 2019

【大阪高裁無罪判決】報告会のお知らせ

山内さんの事件を弁護団とともに振り返ることで、本件におけるえん罪の原因を明らかにし、社会に警鐘を鳴らします。(無罪判決の速報解説はこちら。全文はこちら)。

参加のお申込みは不要、参加費は無料です。

児童虐待事案に関わる皆様、法曹関係者の皆様、司法の問題に関心のあるすべての皆様、子育てに関わるすべての皆様、是非お越し下さい!多くの方々のご参加をお待ちしております。

取材のお申込みは、上記お問い合わせ先宛にお願い致します。

速報:大阪高裁逆転無罪判決、検察上告断念・確定へ

大阪高裁が2019年10月25日に言い渡した、山内泰子さんに対する逆転無罪判決について、大阪高検が、上告を断念する旨を正式に発表しました。

この3年間に、山内さんやそのご家族が味わった苦しみからすれば、決して手放しで喜べません。しかし、この判決の確定が、SBS仮説の見直しにつながり、冤罪や誤った親子分離を生まないきっかけとなることを期待したいと思います。

関テレSBS特集

2019年11月4日、カンテレ「報道ランナー」で、「乳児虐待捜査」の”恐ろしさ”…気が付けば「無実の人」が有罪に 孫への”揺さぶり”疑われた祖母に『逆転無罪』と題する特集が報道されました。配信記事をこちらからご覧いただけます(2019年11月5日現在)。

また、ドキュメンタリー「ザ・ドキュメント 裁かれる正義 検証・揺さぶられっ子症候群」が11月11日深夜1:55~2:57に放送予定です。放送エリアは近畿2府4県と徳島県と限られていますが、視聴可能な方は、ぜひご覧ください。

ディレクターを務めた上田大輔さんは、精力的にSBS問題を取材されています。SBS検証プロジェクトについても語ってくださった龍谷大学犯罪学研究センターの記事はこちら→【犯罪学研究センター/科学鑑定ユニット対談】SBS検証プロジェクト 報道記者インタビュー

大阪高裁無罪判決、海外でも話題に

笹倉教授が英文で報告されましたが(↓)、海外でもこの無罪判決が話題になっています。アメリカ、イギリス、スウェーデン、フランスなどから、無罪を喜び、山内さんのこれまでのご苦労をねぎらうメッセージが続々と届いています。フランスでSBS冤罪支援の中心を担っているシリルさんからは、1か月前にフランスでも、6年の裁判闘争の結果、静脈洞血栓症と髄膜炎という内因性の疾患である可能性が認められ、父親に無罪判決が出されたばかりだったと言う連絡をいただきました。国際的な情報共有の重要性を感じます。