講演会イベント”TED トーク”は日本でもテレビなどで紹介されており、ご存知の方が多いかもしれません。
そのTEDトークイベントに、イギリスのウェイニー・スクワイア博士(Dr. Waney Squier)が登場しました。
ウェイニー・スクワイア博士は、オクスフォード・ラドクリフ病院(オクスフォード大学メディカルスクールの教育専門病院です)の神経病理学上級専門医です。脳発達の病理を専門とし、査読付雑誌に100以上の論文を掲載しています。特に乳幼児の突然死の病理について研究してきた、世界的にも著名な神経病理学者です。
スクワイア博士は、もともとSBS理論の支持者でした。しかし、研究を進める中で同理論に疑念を持ち、2000年代以降、同理論を批判的に検証する論文を多数執筆しています。また、子どもを揺さぶって虐待したとされた事件で、被告人側の専門家証人として、証言台にも立って来られました。
トークに向けたインタビュー記事で、スクワイア博士はこのように発言しています。「揺さぶり理論によって『子どもを虐待した』と誤って追及される保護者がいなくなれば、とても穏やかな気持ちになると思います」。
2月に開催される国際シンポジウム「揺さぶられる司法科学」には、スクワイア博士をお招きしています!