SBS勉強会に参加しました。
どのような考えが前提になっているのか。どこに問題があるのか。
立場に違いがある者同士の議論の中にこそ、多くの発見があるのだと思います。
自らの役割に真剣である方々の主張は、みなさんそれぞれ、熱を帯び強さを増すからです。もっとも、思わぬ見落としがあることも、議論の中から気づき得たりします。
このような場が、これから、多く、広く設けられることを希望します。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
SBS勉強会に参加しました。
どのような考えが前提になっているのか。どこに問題があるのか。
立場に違いがある者同士の議論の中にこそ、多くの発見があるのだと思います。
自らの役割に真剣である方々の主張は、みなさんそれぞれ、熱を帯び強さを増すからです。もっとも、思わぬ見落としがあることも、議論の中から気づき得たりします。
このような場が、これから、多く、広く設けられることを希望します。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
「三主徴(硬膜下血腫・網膜出血・脳浮腫)が揃っていて、3m 以上の高位
落下事故や交通事故の証拠がなければ、自白がなくて(ママ、「も」が脱落?)SBS/AHT である可能性が極めて高い」
これは、日本で虐待を防止しようと医師向けの啓蒙活動を行っているグループが公表している「SBS/AHT の医学的診断アルゴリズム」の冒頭に掲げられている表現です。つまり、養育者が「3メートル以下から落下したことがある」と説明しても、「虐待」である「可能性がきわめて高い」とされてしまうのです。
え?と思いませんか。3メートルと言えば、バスケットボールリンクの高さ(10フィート=約305センチ)とほぼ同じです。そんなところから赤ちゃんが落ちれば、三徴候以前に、命が助かる方が好運でしょう。 Continue reading →
下記のブログで、脳神経外科の藤原一枝医師が、揺さぶられっ子症候群の問題についてコメントしておられます。SBS検証プロジェクトについても触れておられます。是非お読みください。http://www.iwasakishoten.site/entry/kodomo/kega
何が「画期的」なのか。以下の二点をご覧ください。
第一に、医師と法律家が共にSBS理論について議論する場は、(少なくとも公開の場は)日本ではこれまでに存在しませんでした。
第二に、複数の専門領域の医師が、SBS理論の科学的信頼性を特に論じる機会は多くはなかったと伺っています。
本シンポジウムには、複数の専門領域の医師と法律家が共に参加します。
本シンポジウムは、単なる議論の場を提供するだけではありません。
まず、国外からは、SBS理論の科学的信頼性について問うてきた著名な医師と、SBS事件を担当した弁護士を招きました。
次に、国内からは、SBSについて日本で最も深い知識を有するとされる脳神経外科医、医学界をリードしてきた法医学者、日々医療現場で臨床に携わる医師が参加します。そこに、SBS事件を現に担当する弁護士と研究者が数名加わります。(今後、異なる立場の医師にも参加を呼びかける予定です)
本シンポジウムは、「刑事司法における科学鑑定の信頼性」を追求するユニットが主催しています。ここで問われているのは、「特定の虐待の判断基準が科学的に信頼できるか否か」という問題であり、「虐待を許すか否か」ではありません。
エビデンス・ベースドな議論を志向する方、ぜひご参加ください。参加費は無料です。
お申し込みは以下から↓
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-995.html
昨日ご紹介したヤフーニュースの柳原三佳さんの記事ですが、その詳細版が講談社の現代ビジネスで連載中です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53525
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53528
今後の連載では、笹倉教授のインタビューや海外の状況などもレポートされる予定のようです。
SBS(揺さぶられっ子症候群)やAHT(虐待性頭部外傷)をめぐる諸問題について、議論し、情報提供をしていきます。